ネット家電に潜むセキュリティホール (ITmedia)

nlog(n)で報告された「ハードディスクレコーダーからのコメントスパム攻撃」に関する記事。その中での注釈文が気になった。

編集部注:東芝RD-Styleの開発責任者である片岡秀夫氏(東芝デジタルメディアネットワーク社デジタルAV事業部 DAV商品企画部参事)にこの点について尋ねたところ、そもそもハイブリッドレコーダーが、一般的にAV家電・デジタル家電等、“家電”という捉え方をされていること自体に問題があるのでは、という答えだった。LinuxをOSに使い、CPUやHDDやレコーダー、イーサネットを搭載したハイブリッドレコーダーは、ある意味、LinuxPCそのもの。PCではないのは外見だけ、というわけだ。同社ではRD-Styleで“デジタル家電”という用語を使わず、“デジタルAV”機器という新カテゴリーの製品として表現している。

あのさ、そんな違いを一般消費者に分かるわけないじゃん。説明なしでそれを理解しろってのはちょっと無理な注文なんでないかい?そう主張したいなら説明書でも商品紹介のページでもいいから、ユーザに分かりやすいように明記すべきでしょ。

繰り返しになるが、東芝では「ネットdeナビ」を利用するに当たって外部(インターネット)からアクセス可能にすること自体を推奨していない。開発者の片岡氏自身、PCから「ネットdeナビ」でRD-Styleを操作するのは、あくまでも“閉じたネットワーク内”に限っているという。

推奨していないなら、それも明記しておかなくちゃ。(それによって被る可能性のあるリスクについてもね。)往々にしてユーザっていうのはユーザビリティを優先して本来の用法を無視した使い方をすることがあるのだから、ちゃんと説明してあげなくちゃ。それでも実行して何らかの不利益を被ってもユーザの責任、と判断するなら納得もできるしね。